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下田をつくる人たち

長谷川光さん

“積極的に滞在”する
若者たちが集う場所に。
総合広告会社である東急エージェンシーの社員でありながら、下田市の職員という肩書を持ち、下田を拠点に活動されている長谷川光さん。どうやったら美しい街や海の価値を維持できる環境づくりができるんだろう?そんな溢れる下田愛で、広告の視点から新しい客層を呼び込む戦略を練っています。
ノート
長谷川さんが下田と深く関わるようになったきっかけは?

学生の頃、下田の白浜によく遊びに来ていたんですよね。まるで外国のように砂浜が真っ白で、たくさんの人で溢れる下田は「海水浴の王様」みたいなイメージでした。仕事で下田を訪れるようになったのは、東日本大震災の影響で伊豆を訪れるお客さんが減っていた頃。東急電鉄が伊豆を活性化させるプロジェクトを立ち上げることになり、僕が出向することになったんです。学生時代にはわからなかったけれど、下田は歴史ある港町で街並みが素敵だし、豊かな自然も楽しめる。こういう場所はそうそう他にはないよなと。

ノート
下田でしか得られない価値を感じられたのですね。

ですが、少子高齢化によってだんだん下田の強みを維持できなくなってきているんです。昔は観光業が夏特化型でも大丈夫だったんですが、今はそれも難しい。ビジネスモデルを変える必要があるのに、集落によっては7割近くが70代ということも多く、担い手がいないんです。

ノート
長谷川さんが現在取り組まれていることを教えてください。

「LivingAnywhere Commons伊豆下田(以下、LAC伊豆下田)」のコミュニティを活用して、下田を“ワーケーションのメッカ”にするという観光戦略を立てました。というのも僕がちょうど下田市における新しい観光で悩んでいた時、空き家や遊休施設を使って新しい施設ができたら素敵だなと思っていたんです。そしたら、まさにLACが下田でやる計画だと。「じゃあ一緒にやりましょう!」と、そこから話は早かったですね。下田は外国よりは遠くないですし、かといってパッと行けるほどでもない。ほどよい非日常を感じながら通える場所です。それにワーケーションによって新しい観光客層を獲得できるため、既存の観光事業者の方からも理解を得られやすいですし、双方にメリットがあると判断したんです。

まずは僕がLAC伊豆下田を活動拠点にしました。宿泊や打ち合わせはもちろん、地元の人や市外の人との新しい出会いが生み出せると思ったからです。ここを良い意味での「企みの場所」にしていきたい。うまく使って、ただの休みではない「積極的な滞在」をしてもらえればと思います。

ノート
これから下田で実現したいことは何ですか?

下田という街で楽しんでいる人を増やしたいです。下田にはすでにきれいな海や港町などの良い素材があるのだから、それらを活かす環境づくりが大事だと思います。大規模な開発はいりません。下田を楽しむ人たちが増えれば、きっと町や海を守れるはずです。いきなり移住とはいわずとも、下田に魅力を感じてもらって少しずつ訪れる人が増えてくるような取り組みをやっていくことで、下田の良さを維持したいですね。まずは外からやってきた人との交流をしっかりとやっていき、次の世代に価値をつないでいきたいです。

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