もともとは下田出身です。Uターンで帰ってきました。
2年前、息子の出産を機にパティシエとして働いていた職場を退職したことが、現在の「糸」の始まりです。
在職中は学業や仕事に追われ、自分が本当にやりたいことがうまくできていませんでした。
退職後に自分だけの時間があることに気が付き、ずっとやりたいと思っていたアイシングクッキーのデザインを毎日つくりました。
“自分のためだけ”に作った大好きなモチーフを、SNSで発信するなどしてアウトプットしたところ、それをみた方たちからオーダーの依頼が来るようになりました。
「糸を紡ぐように繊細に優しい商品を作り、日々肌に触れる糸のように皆様の身近な愛される存在になれますように」というコンセプトを、屋号に込めています。
お客様や、プレゼントされるお相手の好きなものを理解すること。「糸」でしか表現できないお菓子にすることです。
お任せでご依頼いただいた場合、お客様の好みや雰囲気を確認し、その分野についてたくさんの情報を集めます。そこからピッタリなモチーフをピックアップして形を決めていき、画集や映画、色彩などを参考にしながらひとりひとりたっぷりと時間をかけて考案します。
デザインを考える時間は、クッキーに直接描く時間よりもずっと長いのですが、この工程が大好きです。
色づくりや使う材料にもこだわっていて、材料はできる限り安全なもの、そして地元のものを取り入れています。
親子でお菓子作りをするワークショップをやってみたいと思っています。
学生の頃に「子供が描いたケーキの設計図をもとにしてケーキをつくる」というレポートを書いたのですが、下田へ来てからこれを実現することができました。
自分自身も子育てをしながらのお菓子作りで大変なことがたくさんありますが、子供と一緒に作れる楽しさもたくさんあります。
鍋田浜の生き物がたくさんいる磯です。
小さなお子さんは手を繋ぎながら、いろいろな生き物を観察できます。自然のパワーはイマジネーションの源ですので、お子さんだけでなくものづくりをされている方も、デスクワークにお疲れの方も直接触れてリフレッシュしていただきたいです!
偶然見つけたお店との出会いはとても素敵ですが、店主さんがどういった想いでその場所をつくっているのか知った上で過ごす場所はより大切な思い出になると思います。下田を作る人たちをはじめ、下田の情報発信ページを見つけて楽しみにしていただけますとうれしいです!
特別な日には、糸がケーキやクッキーでオーダーメイドのお祝いできます。是非お待ちしております。