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下田をつくる人たち

朝長(ともなが)拓馬さん、美佳さん

自然豊かな暮らしから生まれるこだわりのレザークラフト。夫婦それぞれが作る一品を、伊豆白浜から。
伊豆白浜でハンドメイドのレザークラフトを作られている朝長(ともなが)さんご夫婦。 拓馬さんは「Handmade Leather ARROW」という屋号で革職人/彫金師として活動され、美佳さんは「Blushing Heart Blossoms」として活動されているアクセサリー作家です。 3人のお子さんのご両親でもあるお二人。子育てしながらの下田での制作活動についてなど、お話を聞いてみました。

ノート
お二人のご出身はどちらでしょうか?

横浜生まれです。中学3年のとき、両親の移住で下田に来ました。

私は下田生まれ下田育ちです。短大の時に一度県外へ出て、Uターンで戻ってきました。

ノート
現在の活動内容についておしえてください

「Handmade Leather ARROW」という屋号でレザークラフトと彫金(シルバー)を仕事にしています。
基本はオーダーを中心に制作していて、発信はSNSが中心です。(※オーダー専用のWEBサイトもあります。)
オーダー以外では、革製品の修理なども受けています。

パートで別の仕事をしつつ、「Blushing Heart Blossoms」という名前でレザーピアスをはじめ、天然石と組み合わせたアクセサリーを展開しています。
近隣でイベントが開催されるときにはイベント出店しています。知り合いと共同で、隣町の河津町に毎年開催しているイベントもあります。

ノート
ハンドメイド作家になった経緯や制作エピソードを聞かせてください

革職人をしていた父親の影響で小さい頃から革製品づくりをしていました。小学生の頃には革製のバッグを製作し、高校生の時に初めて自分が作った革財布を販売。高校卒業後に革職人の道に進みました。
 
初めて革財布のオーダーを受けた時のことですが、最初は売り方がわからずほぼ材料費のような価格を提示したら、「安すぎる」とお客さんに怒られました。しっかり付加価値をつけて販売することをその時に教えてもらい、今でも覚えています。
 
彫金のほうは、高橋五郎さん(※1、以下ゴローさん)に憧れて10年ほど前から独学で始めました。
ゴローさん本人に見せようと思って作ったフェザーは、やっと自分が納得いくものに出来たタイミングでゴローさんが亡くなり、見てもらうことができませんでしたが、その後僕のフェザーを欲しいと言ってくれる人が現れました。今も憧れは残したまま、自分スタイルのフェザーを作り続けています。

(※1)高橋吾郎(ゴローズ):国内のインディアンジュエリーの第一人者。

13年ほど前からレザークラフトをやっています。製品にならない革の端切れが可愛い形に見えたので、それでピアスをつくったのがきっかけです。
最初に作ったそのピアスが一番思い出に残っている一品で、まだそのデザインを超えるものは出てきていません。

ノート
子育てをしながらの下田の生活はいかがですか?

もともと都会育ちなので下田の環境がとても贅沢に感じます。
子供たちにとってこの自然環境はとても素晴らしいものだと思いますし、子供だけでなく自分たちもリフレッシュできています。製作に行き詰まった時にちょっと散歩に出かけたり、釣りやサーフィンをしてみたり。こんな環境があるからこそできることですね。

もともとの地元なので良いものが見えていないことの方が多いかもしれませんが…
義母がフラダンスの先生をしていて、下田の子供たちは自然への理解度が高いと言っています。
振り付けや歌詞の意味を説明する時、海や風の匂い、ギラギラした太陽、花の香り、土の感触などの表現をしますが、すぐに理解するそうです。この環境の中で自然に感じ取っているからなのかなと思います。そんな環境で子育てできていることが幸せです。

ノート
下田のおすすめスポットを教えてください

やはり海ですね。
サーフィンができるビーチやファミリー向けのビーチなど色々な方が楽しめるビーチが魅力だと思います。
特に冬の碧い海が美しくて皆さんにも見ていただきたいです。

ノート
最後に、下田への来訪を検討されている方に一言お願いします!

なにもないようでなんでもある街です。
人も自然もおもしろいです。小さな楽しいおもしろいをみつけにきてみて下さい!

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